阿蘇市広報11月号に社長のインタビューが掲載

2023.12.12
― 以下記事抜粋 ―

 震度6弱の揺れが阿蘇市を襲った平成28年熊本地震。森本剛たかし志さん宅も大きな被害を受けました。「自宅は半壊し、家の中もぐちゃぐちゃでした」。それでも森本さんには自宅の片付けをする時間はありませんでした。森本さんは市内で建設会社を経営しており、翌日には地震の被害を受けた現場を走り回っていたからです。 

 被災直後は、通行ができなくなった道路を通れるよう復旧作業にあたりました。道路の復旧後は続けて亀裂の入った堤防の復旧作業へ。さらなる被害を防ぐため、梅雨を前に被災した堤防を復旧させる必要がありました。こうした復旧作業には、他の従業員も現場に駆けつけました。もちろんそれぞれが被災していました。「建設業をしている以上、それは使命ですから」

 建設業の使命とは―。「市民の安心・安全を守ること」。森本さんは力を込めました。私たちの安全を脅かす災害は地震だけではありません。大雨が降れば倒木の撤去や道路の通行止めを示すバリケードの設置。大雪が降れば朝5時から道路のパトロールと除雪材の散布をします。大雪の予報が出れば前日から準備をするという森本さん。未明からの作業は寒くないのか尋ねると「そりゃ寒いよ」。優しい笑顔で答えてくれました。

 私たちの日々の暮らしの陰で、土木に携わる人々の昼夜を問わない努力があることを知らなければなりません。



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https://www.city.aso.kumamoto.jp/pub_relations/pr_2023/pr_2023_11/